癌治療(がん治療)の不安・悩みを克服
特集:最先端の免疫療法(免疫細胞療法)

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100.本当にありがとう。
投稿者 : ぴーちゃん投稿日:2007/05/11

パパへ

パパが旅立って,七十七日忌が過ぎました。
パパが亡くなってしまった事は,頭では分かっていますが,気持ちがついていかなくて…

後悔ばかりしています。
ここ1,2年ぐらいは,体が疲れやすいからといって,精神科で抗うつ剤を処方されていましたね。昨年末も,腰が痛いといって,整形外科で診てもらったら,椎間板が減ってると言われ…本当は癌細胞に犯されていたんですね。
この1月にいよいよもって体調が悪いと病院に入院して検査を始めたら,大腸がんの末期で肝転移もしていると。
必死の思いで,癌の摘出を願い,肝臓は抗がん剤治療をしようと,急いで手術を決心しましたね。
ところが,膀胱にも浸潤していて,摘出できないと。手術の時間があまりにも早く終わって,医者から呼ばれた時には,頭の中が真っ白でした。おまけに,肝機能の低下が著しく,抗がん剤を一度も投与できませんでしたね。
あの手術をしたから,パパが早く旅立つ事になったのかな。セカンドオピニオンをすれば良かったかな。
在宅にしないで,病院で肝機能をあげる点滴をしていた方が,もう少し長く生きられたかな。最後の数日間は,やせこけて,真黄色で口を空けたままだった顔が頭から離れません。トイレに行く体力もなくなってたのに,おしっこも,出ないのに,何度もトイレに行って,頑張ったよね。あんなに無理をさせなきゃよかった。
緩和といいながら,最後の最後に多分出血したと医者は言ってましたが,痛い思いをさせてごめんね。
もっと,モルヒネを増やしてあげればよかった。
などなど…悔やむ事ばかりです。

医者は,癌の家系で遺伝の要素も強いし,未分化型という細胞だったので,本当に運が悪くなんとも言いようがない。と言っていました。パパの母親やその親戚に責められている私を弁護してくれたのでしょう。

もし,私のせいだったら,ごめんなさい。

でも,パパの35年の短い生涯の中で7年弱,私が関われた事に感謝しています。
2ヶ月の病院生活と最後の5日間の在宅で,パパが私が一人になったあとの事を心配してくれた事,他の患者さんに聞こえないように,二人で声を押し殺して泣いた事,退院した後の事を話して笑った事。癌の告知を受けていたから,話せた事もたくさんありましたね。パパからたくさんの愛情をもらって,幸せです。本当にありがとう!

一人で寂しいですが,パパが迎えに来るまで,寿命を全うしたいと思います。

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