76.ママヘ 2
投稿者 : 恵美子のむすめ投稿日:2006/09/08
ママへ
ママ。。。ごめんね
最初をもっとちゃんとした医師に診てもらっていたら、同じ結果でも、苦痛や不自由さは、軽く済んだはず
最後の無念さは、脳裏にしっかと焼き付けたよ
よしには、親に嘘はつけないと、棺も運んでもらえず、お骨も取ってもらえなかった
色んな人の言葉や、ママの日記、私の遺族の言葉やメールも、心を動かさなかったみたい
本当にごめんね ママは、あんなによし君って言ってたのに
義理人情の福岡との隔たりを痛いほど感じたよ
お骨になったママを連れて帰るのも、よしの車での楽しみだったドライブが叶わず、せめて今回はと思ったけど、これ以上断られるのが辛くて、頼めなかったよ
信じてたのにね
けど、彼にも彼の御両親にも、私の事情は受け入れがたいことと分かったから
今は、やっぱりひとりぼっち
随分前に覚悟はしてたよ
やっぱりこの世は、冷たいね
温かな親族に、冷たい親族、常識優先の人に、情優先の友人
終わったことは、取り返しのつかないこと
今更、もういい できないんだもんね
ママは、言ったね 私がいれば心強いって
私は、そのことばを胸に、独りでしっかりと常識をもちつつ、より義理人情をもって生きていくよ
ママから、ママの命をもって多くのことを学んだからね
今まで、そしてこれからもいちばんだいすきなママへ
心のママとともに歩いて行くね