お父さんへ
早いもんで、もう半年もたったんだね。もう逢えないなんていまでも信じられない。携帯に『暇なんか?何してんねん?』って今にもかかってきそう。
最期に話したよね。待っててね。明日の朝帰るからねって。でも、お父さん待っててくれなかったよね。うっかり眠ってしまったのかなって気がする。だって夜中の2時だもん。
どうしてすぐに帰らなかったんだろう・・・ってことばかり・・・。本当になんでだろうね。お父さんのことだから、大丈夫なんて思ってたんだね。それに仕事。大変なときだったから、きちんと整理して帰りたかったんだ。お父さんもそのほうが安心するって勝手に思ってたんだね。でもそれが最期に会えなかった最大の原因。東京なんて近い近いって思ってたけど、夜中にどうにもならないなんて思ってみ見なかった。
ねぇ。私はお父さんにとって、いい娘だったかな?わがままばかりで、いつも笑って好きなことさせてくれてたよね。困ったとき、迷ったとき、いつもお父さんは『やってみーや』って背中を押してくれたよね。途中で投げ出しても、なにも言わないで笑ってたよね。
お父さんと一緒にまた京都行きたかったな。
もっともっと私ががんばってるところ見てほしかった。もっともっと親孝行させてほしかった。早すぎるよ。69歳なんて。まだまだこれから楽しいことあったのに。
もっともっと話したかったね。
お父さんは、真正面からガンと戦ってたね。どんなにつらくても、いつも笑ってたよね。
お父さんの娘でよかったと思います。ありがとう。
あなたの娘より